日本の幽霊の手 反魂香(訂正)および(再訂正)

訂正。円山応挙の「反魂香之図」は「久渡寺 円山応挙」で画像検索してヒットする美人画ではないかと推測したんだけれど、それは
【画像集あり】なぜ幽霊には足が無いのか? 円山応挙の幽霊画をめぐって:うしみつ-2ch怖い話まとめ-
に『カルフォルニア大学バークレー美術館蔵「幽霊図」』と説明されているので、どうやら違うらしい。では本当の「反魂香之図」はどれかというとわからない。
静かなる革命を日本画にもたらした円山応挙、今日は彼の誕生日。
という記事に

ここ弘前には、彼の手になるという幽霊画が、久渡寺に伝えられています。
年に一度、旧暦の5月18日(今年は7月3日)のみ公開されています。

とあり、秘蔵画っぽいので写真が公開されてないのかもしれない。


とにかく情報が少ない。情報が少ないからこっちで推理するしかない(まあそれが面白いんだけど)次から次に新しいことがわかってくるので、その度に考えが変化する。前に書いてたことと矛盾すること書くかもしれないけど勘弁してね。


※ ところで昨夜御飯食べてたら歯が欠けた。今日歯医者に行くべきだったんだけど体調も優れないので行かな方。呪われているのだろうか?


(追記 6/25)
開催中!「異界・妖怪大博覧会」6―幽霊図― « 愛媛県歴史文化博物館 学芸員ブログ『研究室から』

これは、円山応挙が描いたと伝えられる幽霊図(複製・国立歴史民俗博物館所蔵・原資料は全生庵所蔵)。円山応挙は1795年に没しているので、200年以上前の幽霊図といえます。

こっちは台東区谷中にあると書いてある。しかも全生庵の公式サイトにもちゃんと載っている。
山岡鉄舟ゆかりの寺「全生庵」
カルフォルニア大学バークレー美術館蔵「幽霊図」』と説明されているものと同じ絵ですよね。どうなってるんだ?

第126話落語「応挙の幽霊」

バークレー美術館蔵のものが、応挙の落款が残されており、久遠寺のものは落款が入っておりませんが、ほとんど同じだと言われます。

ほぼ同じものが久遠寺バークレー美術館にあって、さらに全生庵にもあるけれど、全生庵のは応挙真筆ではないかもしれないということらしい。さらに
全生庵と出光美術館の伝円山応挙筆「幽霊図」の、サイズ(縦×横… - 人力検索はてな

全生庵本は私見ではあくまで「伝応挙」ではと思っています。現在応挙の真筆の候補として、青森県久渡寺の「返魂香之図」とアメリカ・カリフォルニア大学バークレー校美術館依託の「幽霊図」と、『京都山田家蔵品目録』掲載の「お雪のまぼろし」の3本が評価が高いようです。山田家のものは消息不明なようですが、この3つは特に髪の毛の表現が素晴らしいと思います。

とあって、消息不明の「お雪のまぼろし」というのもあるそうだ。


というわけで久渡寺「反魂香之図」の絵は
静かなる革命を日本画にもたらした円山応挙、今日は彼の誕生日。
に載っている絵のことであろうと思われ、訂正する必要が無かったのであった。


ほぼ同じ絵が何枚もあるなんて思ってもみなかった…