NEWS23で「江戸しぐさ」特集 (その2)

NEWS23で「江戸しぐさ」特集の追記。


前回取り上げた
『NEWS23「江戸しぐさ」特集』を見て感じた事 - 杜の里から
という記事を書いたOSATO氏の俺の記事のブックマークコメント

OSATO OSATO blog, 江戸しぐさ, 批判  田中優子氏の見事な手のひら返しについて。「江戸しぐさ」への批判は、実はこれが一番効いたかもしれません。

OSATO倉庫


ネットでNEWS23の特集への反応を見ていたら、田中優子氏が「江戸しぐさ」を肯定していたことを知っているにもかかわらず、田中氏に好意的な評価を与えている人を何人か見かけたので、俺の記事にこんなコメントが来ることは全く予想しなかったわけではない。


しかしですねえ、俺は田中優子氏を批判しているのであって、俺が批判しているのでOSATOが擁護したという風にも解釈できないことはないけれど、俺が言いたいことを理解した上でコメントしているのか、ちょっと解釈に苦しむコメントですね。


とにかく俺は田中氏の態度を肯定的に評価する言説を全く受け入れることができないですね。


完璧な人間などいるはずもなく、誰しも過ちを犯すことがある。考えを改めたのならいいではないか。かつて誤ったことを主張していた人が今は正しいことを主張しているのなら、それは今でも誤ったことを信じている人を説得するのに効果てきめんである。という考え方なんでしょうけれど、それを評価するためには田中氏にはその前にやらなければならないことがあるでしょう。


言うまでもないことなんだけれど、田中氏は過去にしてきたことへのけじめをつけなければならない。それなしに、過去のことなど無かったかのような態度で、いけしゃあしゃあとかつて自分が加担していた、それも江戸文化研究者の学者が肯定するという「江戸しぐさ」が流布するのに決して小さくない貢献をした人物が、手のひらを返して批判を始めた。


そんな人間を俺は信用しない。それどころか彼女は俺の最も軽蔑する部類の人間である。どこに書いてあったか忘れたし、書いてあった内容もおぼろげだけれど、戦時中に「貴様はそれでも天皇陛下の臣民か」とかなんとか自分に対して激烈に批判していた人物が、敗戦後は今度は正反対の立場から自分のことを激烈に批判してきた、みたいな話があったと記憶しているけれど、田中氏もそういった類の人であると思わずにはいられないのである。そういった人間は外見が変わっても根っこの部分は一ミリたりとも変わってないのだ。


それにしても田中氏の過去を知っていながら評価できる人の頭の中はどうなっているのだろうか?


過去には間違ったことを言っていたのかもしれないが、経緯はどうあれ、今の田中優子氏がしている「江戸しぐさ批判自体は良いこと」だからいいではないか。というどっかで見たことがあるような論理なのだろうか?