「寺(てら)」の語源

「平」についてなんだけれど、俺は「てら」の語源は「たいら」じゃないの?って疑問をかねてから思っている。


「てら」の語源としては
1、朝鮮語の「チョル」(礼拝所)
2、パーリ語の「テーラ」(長老)
3、「照らす」から
という説がある。

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「てら」=「たいら」説などはこれっぽっちもない。またまた俺のトンデモ説。



俺が「てら」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは三井寺(みいでら)」園城寺)。

三井寺と呼ばれるようになったのは、天智・天武・持統天皇の三帝の誕生の際に御産湯に用いられたという霊泉があり「御井の寺」と呼ばれていたものを後に智証大師円珍が当時の厳義・三部潅頂の法儀に用いたことに由来します。
現在、金堂西側にある「閼伽井屋」から湧き出ている清水が御井そのものとされています。

三井寺について(三井寺)


そもそも「寺」が「てら」と呼ばれるようになったのがいつのことなのかは知らない。ただ「寺」と言えば「法隆寺」とか「薬師寺」とか「東大寺」とか「じ」と読むのが一般的。「園城寺」も「おんじょうじ」と読むけれど、「三井寺」と呼ぶときは「みいでら」になる。


良く知られているように、比叡山延暦寺を「山(やま)」というのに対して三井寺のことを「寺(てら)」と呼ぶ。単に「てら」と呼べば三井寺のことを指す場合もある。


延暦寺を「やま」と呼ぶのに対して三井寺を「てら」と呼ぶというのは、「やま」と「てら」が対になっているということは無いのだろうか?すなわち「やま」は「山」であるのは当然として、「てら」は「平」を意味しているという可能性はないのだろうかということを、前々から考えている。


※なお、鹿児島県曽於郡大崎町に平良(てら)という地名がある。
※岡山弁で「大根炊いといて」は「でーこんてーてーてー」になるというネタがあるけれど「たい」は「てえ」に変化しやすいと思う。


でも、誰もそんなこと言ってないところをみると何か重大な欠陥があるのかもしれない。



(追記11/19)
「寺」の元々の意味は「役所」「官庁」であった。
「寺」=「役所」「官庁」
「寺」=「平(たいら)」
という図式が成り立つならば
「平」=「役所」「官庁」
となり、「平城京」「平安京」の「平」にもそのような意味があるのかもしれないなんてことも思う。


あと奥州「平泉」の「平」も気になる。