お市の方の公開出産

あと「江 〜姫たちの戦国〜」第一回で気になったのは、お市の方の出産シーン。


赤ん坊の泣き声が城の外まで聞こえというのは演出ということでいいけれど、出産があんなに開けっぴろげってどうよ?いや俺は当時の出産がどんなものだったのか知らないんだけれど。


連想するのは、マリー・ド・メディシスの公開出産。
西ブログブルク公国 公開出産


これを意識した上での演出なのかもしれない。


ただ、上の赤ん坊の泣き声を兵士が聞くのも含めて、当時の封建社会において領主と家臣の主従関係にそこまでの情緒的な繋がりがあったのかというと俺は疑問に思う(長政は領民に慕われた云々というのが本当だとしても)。


というか、漫画とかで、「国王陛下のお世継ぎ(あるいは姫様)が生まれました」みたいな布告が出て、領民みな喜ぶみたいなシーンを見たことあるが、日本においては、将軍の世継ぎでさえ、そんなシーンは見たことがない(俺はヨーロッパのことはよく知らないし、日本についてもそういう知識に乏しいんだけど)。