ルソーの言う「真の自由」とは「個人の自我と、もろもろの権利を含む全所有物を絶対的共同体へ全面的に譲渡すること」である。
これが保守の感覚とは全く違うのはもちろんだが、現在の日本のリベラルの一般的な感覚とも異なるのであろう。
だが、ルソーにとっては国家の命令に従い兵役に就くことも、奉仕活動も、納税も自由と権利を制限されることではない。それこそが「自由」なのである。だからルソー主義者に「自由や権利を規制するのはけしからん」みたいな批判をしても話が通じないだろう。
俺の見るところでは片山さつきはルソーの後継者である。しかし彼女の使う「自由」がルソーの「自由」と同じ意味、あるいは近い意味なのかというのはちょっと俺にはわからない。そうであるようにも思えるし、違うようにも思える。たとえばこれとか。
@ninjinninjinnin誰も奪ってませんよ!権利の享受には義務が伴い、自由は自分勝手でなはく、規律が守られた上でのこと、という原則をはっきりさせてマズい人ってどんな?
⇒Twitter / katayama_s: @ninjinninjinnin
そして同じくルソーの後継者たるリベラルも自分が何を言っているのか良くわかっていないように思う。