リンゴに罵声を浴びせ続けると

『水からの伝言』リンゴ版(2014年11月) - Togetterまとめ
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写真を見れば明らかに罵声を浴びせ続けたリンゴと、きれいな言葉をかけ続けたリンゴには違いが見られる。これに関して腐らないことは良いことなのか?という問題提起がある。それは一理ある。あるけれども、それでは両者に違いが生じたことの批判にはならない。


それは人類が「進歩」するのはは良いことなのか?という問いかけと似ている。進歩が良いことなのか悪いことなのかという以前に、時間とともに一定の方向に進んでいるという一般法則自体があるということ自体が極めて怪しい話なのだ。


で、リンゴの話に戻れば、もしこれが意図的なズルをしたのでなければ、他のクラスでも同じ結果が出たということから、ただの偶然ということもまた考えにくいので、無意識に何かをやってしまった可能性が一番高いだろう。


それが何なのかはわからない。唾液とか「へた」とかいった指摘があるけど、それでこんな違いがでるものだろうか?今のところ誰も指摘してないようだけど、もしジップロックに入れて密封し箱にしまう前の段階で、どっちに罵声を浴びせるのか決めていた場合は、そっちのリンゴを無意識に強く握ってしまって潰れていたという可能性があるんじゃないかと俺は思う。


(追記)
ところで「道徳の授業」という話がちらほらあるんだけど、当人の「道徳ですね。」というツイートはあっても「道徳の授業で」とは言っていない。道徳の授業はクラスの担任がやるものであって、今年新任の教師(これは確認できる)が複数のクラスで実験をしたということは、道徳の授業で実験したということは考えにくく、元ツイートが消えてるので確実ではないけど理科の先生というのが事実なら理科の授業の中で道徳教育をしたということになると思われ。


(追記2)
いつものことだけど、つっこみどころがある批判もいっぱいある。この程度のことは科学リテラシー能力が高くなくてもみんなわかっていることであって、レベルの低い人でも否定することだけはできるんだから仕方がない。いちいちつっこんでいたらキリが無いが、たかがリンゴに罵声を浴びせても腐らないということを知っているというだけで自分が賢い人物だと思い込むようになったら要注意。