これもどうなんだろう?
承前)面白いのは、公家社会の儀礼や慣習などに疎い信長と秀吉に公家のブレーンがいたこと。信長は三条西実枝。信長・信忠の官位叙任の上卿はほとんど実枝がつとめている。また信長に叙爵などの官位についての基礎知識をわかりやすく書いたメモが残っている。これももしかしたら実枝筆かな?
— 桐野作人 (@kirinosakujin) 2015, 12月 11
"@1059kanri: 織田信長が、官位について本当に何も知らず、最初の叙任にあたって、朝廷が派遣した公家から「そもそも叙任とは何か、官位とか何か」の基礎レクチャーを受けた時の講義メモが残っている、という話は面白かったw 朝廷を超えるとかなんとか以前の問題ですねw"
— k2. (@t_souan) 2015, 12月 12
もし本当に織田信長が官位について無知だったとしてもブレーンとして僧侶とかいたはずでは?
なぜ公家に教わらないといけないのかといえば「公家に教わらなければ本当に知ったとはいえない」みたいな、そういう風潮があったからではないのだろうか?
そしてそれが公家の存在意義でもあり収入源でもあるみたいな。
もしそういうことならば、これも徳川家康の教養と関わることで、家康が人丸について聞いたら冷泉為和の孫の為満が「神秘なのでくわしくは存じません」ともったいぶって教えなかったら、林羅山があっさり答えて為満が閉口したということが松永貞徳の『戴恩記』に載ってるそうで、松永貞徳といえば「古今伝授」という師匠から弟子へと上流階級で伝わる秘伝だったのを、庶民に伝授した人。
そういうことを考慮しないで「無知・無教養」だったというのは違うんじゃないかなと思うんだけど、どうなんだろうか?
※ まあ今でも日本史についてのちょっとしたことを調べようとしたら、大学の研究紀要だなんだと、普通の図書館に置いてないようなものに載ってて、一般素人には壁が高かったりするのも似たようなものではあると思ったりして。
※ たとえるなら非純正品なら割安だしそんなに故障するってわけでもないけれど、万一故障したらメーカーは責任負わないんで、それ考えるなら高くても純正品でアフターサービスもそれなりに期待できるみたいな。あるいは本に書かれてることのほとんどは知ってることだけれど、たった一行だけ他書にはない部分があって、それを知りたいために高価な本を買うとか。