ピラミッド公共事業説を唱えたのはオックスフォード大学教授クルド・メンデルスゾーン博士でした。
- 作者: クルト・メンデルスゾーン,酒井傳六
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 1987/07
- メディア: 単行本
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グーグル先生に聞いてみる。
ピラミッド 公共事業 の検索結果 約 132,000 件中 1 - 10 件目 (0.06 秒)
ピラミッド 公共事業 メンデルスゾーン の検索結果 約 102 件中 1 - 10 件目 (0.21 秒)
ピラミッド 公共工事 の検索結果 約 67,300 件中 1 - 10 件目 (0.09 秒)
ピラミッド 公共工事 メンデルスゾーン の検索結果 約 67 件中 1 - 10 件目 (0.55 秒)
しかも、メンデルスゾーンはメンデルスゾーンでも作曲家のメンデルスゾーンだったりするので、実際はもっと少なく、全部で20件もない。さらに、NHKスペシャル「四大文明」その他からの得た情報もあって、どこからどこまでが、メンデルスゾーン博士の主張であるのか、途中に他の研究者の主張がまぎれこんでないか、ちと不安。博士は建設の目的が事業そのものであって、ピラミッドは「無用の長物」であったと考えていたらしいのだが、一応保留。機会があったら原典を読んでみたい。
あと、平成17年4月22日毎日新聞発信箱「ピラミッド 潮田道夫」
いま、あちこちで便益不明、採算度外視の地方空港造りが進んでいるが、ピラミッドにしたらどうか。維持費も運営費もかからないだけマシであろう。
なんてのがあった。
あと、『遊学舎 / 吉村作治 エジプト博物館』ってページがあって、その2007年3月の第2回 「ピラミッドってなにか」に、
しかし、20世紀の初頭にメンデルスゾーンという人が、あれは奴隷が造ったのでもなければ墓でもない。国家の威厳を示すような、大変重要な国家事業で、しかもこれを造ることによって、ナイル川の氾濫の時に仕事をなくした農民が参加することとなり、自分たちの誇りを作り上げると同時に王様と一緒に来世に行けるという約束ができ、働いた賃金(貨幣経済ではないので、現物支給ですけれども)、そういうものが自分の祖国や愛する家族に与えることができるという、いいことだらけなんだよ、と言ったのです。
とあるけど、メンデルスゾーン博士の説が発表されたのは1974年らしいので、「20世紀の初頭」じゃないっぽい。(リンクについて何か書いてあって面倒なんで各自検索してください)
ちなみに吉村教授は「ピラミッドは偉大なる役立たず」だと主張してるらしい。
⇒ピラミッドはなぜ造られたのか?(文-体・読本)
で、上のリンク先で紹介されている、『日本文明の謎を解く』(清流出版)の著者の竹村公太郎という人は元建設省河川局長で、長良川河口堰を担当してたんだそうな。
- 作者: 竹村公太郎
- 出版社/メーカー: 清流出版
- 発売日: 2003/12
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