You and I

何で小沢信者はこうも頭が悪いのか - vanacoralの日記
紹介されているブログだけじゃなくて同様のこと書いてる記事は結構みかけますよね。確かに頭が悪そうに見えるけれど、こんなことを本気で信じているとはさすがに思えない。じゃあ何なんだということになるが、頭の悪い人間ならこんなことでも信じるかもしれないから駄目で元々でやっているという可能性がある。しかし、それで騙される人間がいるかといえば、それほどいるとは思えず、逆に馬鹿にするなと逆効果になるリスクの方が高いだろう。

もう一つの可能性は、これを伝える人間はこれを虚構であるということを知っている、伝えられた方もこれが虚構であるということを知っている。しかし双方ともこれを真実であるとみなす(自己暗示をかける)。そのことによって仲間内での結束が高まる。真実とみなすものは何だっていい。むしろ真実とかけ離れている方が外部者には窺い知れず仲間だけが理解し得るものとして結束を高めるのに好都合。このように仲間内の結束力を高めるためのものである可能性。秘密結社には秘密の儀式や秘密の符牒があるけれど、このような効果をもたらすものとして存在してるんですよね。

(参考記事)
ファシズム入門 第一章


このような人達が意識的にやってるのか無意識でやっているのかはわからないところがあるけれど、この手のことは今回が初めてというわけでもなく、繰り返し行われていることだから、経験的に、こういう方法は駄目だと感じたなら止めると思う。止めないのは上手くいっていると感じているからではないだろうか。その「上手くいく」というのは、表面を見てこちら側が想像するような目的を達成することが上手くいっているということではなくて、上に書いたように仲間内の結束を高めるという意味において上手くいっているという意味。自分達でそれを意識していないかもしれないけれど、仲間内で結束して外敵に当たるということに心地良さを感じているのではないだろうかと俺は勝手に推理している。そして、そういうことは、この人達だけではなくて、いろんなところで発生していると思う。