サンタクロースを信じるということ

一口にサンタクロースを信じるといっても
(1)サンタは実在するし、今年貰ったプレゼントもサンタがくれた
(2)サンタは地球のどこかに存在するが、プレゼントは両親がくれた
と内容において異なるものがあるのではないか。


さらに、キリスト教世界では無いかもしれないけれど
(3)プレゼントをくれたのは父親(または母親)であるが、そのとき親にサンタの魂が憑依しているのだ
みたいなのもあるかもしれない。


さらに、
(4)フィンランド政府公認のサンタが実在するだからサンタはいるんだ
というのもあるだろう。(UFOは未確認飛行物体のことだから云々と同じで)小学生のクソガキが言いそうなことだ。


ネットで検索すると「子供がサンタを信じている」「自分が信じていた」みたいなのが結構たくさんある。しかも(1)の意味で小学高学年や中学生になっても信じていたというのがあるのが驚きだ。俺は(少なくとも記憶が残っている幼稚園以降)信じていなかったから、これが全く理解できない。嘘ではないかと疑いたくなるが多分事実なんだろう。


そもそもサンタは煙突から入ってくるものだ。煙突が無いのにどうやって部屋に入ってくるのか?ちなみに俺は子供の頃に風呂に煙突がある家に住んでいたが、もちろん人が入れるものではない。この時点で煙突のある家にはサンタがくるかもしれないが、我が家にサンタが来ていないことはわかる。


煙突が無い家にサンタがどうやって入ってくるのか謎である。いや真面目な話。


窓から入ってくるみたいな漫画とかあるし、そう考えている人もいるかもしれないけれど、これは「独自解釈」というべきである。神話や伝説が時代や地域によって変化するのは事実だ。しかしサンタの場合は今でも煙突から入るというのが正しい伝説であって、窓から入るなどというのは邪道であろう(公式見解はどうなっているのだろう?いや「公式」がどこなのか知らないが)。


これは何も日本だけに限った問題ではないはずだ。おそらくこの問題は、あえて伝説を変えようとするのではなく見てみぬ振りで華麗にスルーされているのではあるまいか?だが、この問題は子供でも気付くのではないか?だからやっぱりいい年をして信じているというのが俺には不思議で仕方ない。


一つ考えられるのは(現在の)日本人はこういうことに無頓着・無神経だからということ。だから「独自解釈」を容易に受け入れる。クリスマスだってよく言われるようにキリスト教の祝日だし、チキンじゃなくて七面鳥だし。ただ外国ではどうなのかがわからないのでそうとは言い切れない。


あと、漫画とかアニメとかでクリスマスネタは定番だからそこで気付くんじゃないかということ。漫画の世界でサンタが実在しているとしても、サンタが本当は実在していないという常識を前提にして「サンタは本当にいたんだ」みたいな話は多数ある。そこで自分の信じていることと常識が違うことに気付くんじゃないかとも思う。