こういう考え方もある

某市の交通局が「デザイナー」を募集していて、高度なスキルを条件としている割には報酬が少ないということが凄く話題になっている。俺はこれを見たときに数年前にネット上で話題になった出来事を思い浮かべた。


今探しても見つからないんだけれど、ハローワークでこれよりも遙かに凄い公的機関の職員募集条件があって、そんな人が実在するのか?ってレベルの超ハイスペックな条件がついていて、それでいて報酬はそれほど高くないという実に不思議なものだったはず(記憶違いの部分があるかもしれないが)。


それについて種明かしする人がいて説得力はあった。要するにこれはその公的機関を定年退職した人が再雇用を希望していて、でも公的機関は公募という形で広く一般に募集しなければならないので、希望者が多かったら当初の目的であるそのOBを採用することができなくなるかもしれない。だからそのOBにだけ当てはまるような募集条件を付けたのではないかみたいなことだったように記憶している。つまり、人手が欲しいから募集したんじゃなくて、そのOBのために仕事を用意して、そのOBが確実に採用されるような手口を考えたということ。


もちろん、これが本当のことかはわからないし、まして上の事例がそういうものなのかはわかりようもない。そういうことを思い浮かべてしまったというだけの話。