さらに調べて気になったこと。長くなるので別記事で。
というのも,「閼伽」の語源はサンスクリット語で「価値ある」を意味する「arghya」であり*2,「aqua」に対応するサンスクリット語は「水」を意味する「ap」であろうとされるのである。
⇒「閼伽」は「aqua」ではない。
脚注に
「価値」という意味の「argha」であるとの説もある。
とある。
ネットで調べるとサンスクリットの辞書がある。
⇒arghya - Sanskrita
⇒argha - Sanskrita
英語苦手なのでGoogle 翻訳に頼るのだが
「arghya」の発音は「アルハヤ」、「argha」の発音は「アーガ」となっている。意味は非常に似通っており「argha」の説明に「しばしばarghyaと混乱した」とある。
気になったのは「argha」の項に「argha-dāna」(アーガ ・ダナ)」という語があること。意味は
presentation of a respectful offering(敬虔な捧げ物の提示)
「アーガ ・ダナ」と語感が似てる「閼伽棚(あかだな)」の意味は
仏に供える水などを載せる棚。
⇒閼伽棚(アカダナ)とは - コトバンク
「棚」は音読みで「ビョウ・ボウ・ホウ」だから、「たな」は和語。源氏物語では「閼伽の棚」といい、閼伽桶(あかおけ)や閼伽坏(あかつき)という言葉もあるから、ただの偶然か?気になることは気になる。これも語源俗解になっちゃうけど…
(中国の仏教寺院に閼伽棚はあるのだろうか?あるとすればそれは何と呼ばれているのだろうか?)