2013-01-01から1年間の記事一覧

スポーツ観戦における不適切発言

⇒「私の発言で不快な思いをさせて大変申し訳ありませんでした」と言わせる社会―「千葉滅べ」事件に関する私見: 311後の日本の政治論壇 俺はこの前あの発言に対して「一般論からいえばたわいの無いこと」と書いたけれど、よく考えてみれば「千葉滅べ」という…

「おじろくおばさ」の謎

⇒「おじろく」、何故? - Living, Loving, Thinking で知った。2008年のエントリーがなぜ今頃になってというのは ⇒【画像】封印された日本のタブー...人権を無視した某集落の奇習「おじろく・おばさ」 | 日刊ナックルズ という2013年10月20日付の記事が注目…

「空気」と絶対理性

一連の「炎上」事件に対する言説には納得できないものが多い(特に批判の方に)。「炎上」に対する立場が肯定的だったり否定的だったりするのは人それぞれだろうとは思うが、それを正当化する理屈がどうにも変に思えてしかたがない。 まず気に入らないのが「…

一体何が問題なのか?

⇒今後、帰国するべきかどうか。 - むしブロ さっぱりわかりませんわ。 さらには、「解雇や減給の措置であれば社会的な制裁だが、大学からの厳重注意は社会制裁ではない」というコメントもあった。いやいや、法を侵しているわけでもないのに自分のことが新聞…

とある大学教授の炎上〈その後)

サンスポの記事によると 一連の書き込みに対して、東北大にはメールや電話での抗議が10件程度寄せられたため、18日に同大が教授から事情聴取。その上で「不適切発言」として厳重に注意し、関係者への謝罪をするよう指導した。 ⇒「千葉、滅びろ」「地獄に…

海外の炎上事例(ガガさんの場合)

⇒レディー・ガガ、ダイエットに関する発言でツイッターが炎上 | MTVと一緒に考えよう | MTV JAPAN 去年4月の記事。これは日本語記事多数あるので比較的有名だと思われ。 また、一部のファンがツイートを冗談として受け止め、ガガを擁護する一方で、「どうし…

海外の炎上事例

炎上事件があると「日本の特殊性」みたいなことがよく語られるんだけれど、海外の事情を良く知らないから、指摘されているようなことが本当に日本特有のことなのかは常に疑問に思っている。 飲食店従業員が不適切な画像をネット上に公開して炎上した例は海外…

とある大学教授の炎上について

⇒東北大教授:「千葉、滅びろ」とツイッターに投稿→炎上− 毎日jp(毎日新聞) よくわからん。 ツイッターでの炎上事例といえば最近ではコンビニや飲食店でバイトが不適切行為を撮影してネット上に公開したというのがあるけれど、この場合、俺は「はてなブック…

語尾がカタカナ

昨日の「ですゾ」の件。 「ですぞ」については昭和初期どころか明治43年の石川啄木『道』にもある。 『まあさ、さう笑ふものではない。老人(としより)の愚痴は老人の愚痴として聞くものですぞ。――いや、先生方の前でこんな事を言つちや済まないが、――まま…

キリストは韓国人?

⇒【韓国】「イエス・キリストは韓国人だった」 世界に真実を伝えるため、イエスの生涯展を開催アルファルファモザイク ※下記リンクより、一部抜粋。続きはソースで http://www.unionpress.co.kr/news/articleView.html?idxno=224551 http://news.searchina.n…

ですゾ

⇒ですゾのはじまり面白そうなのでちょっと調べてみた。 まず「です」の語源について。 ⇒〜です。〜ます。の語源について... - Yahoo!知恵袋 現代語の丁寧語デスは、近世末期に江戸の遊郭で発達したと言われています。デゴザリマス>デゴザンス>デアンス>デ…

あの「名曲」を超えたかもしれないミュージックビデオ

2年前に話題となったRebecca BlackのFriday ⇒レベッカ・ブラック - Wikipedia それを超えたかもしれないと話題の新曲Alison GoldのChinese Food 10月14日公開で早くも200万回再生突破! なおラップ担当がFridayと同一人物 ⇒Patrice Wilson - Wikipedia, the …

邪馬台国の「馬」と蘇我馬子の「馬」

前に卑弥呼の「卑」や邪馬台国の「馬」という字は倭国が中原から見た蛮族に当たるので付けた蔑字ではないかという件について書いた。 ⇒卑弥呼の「卑」 - 国家鮟鱇いまだにこれについての学者の見解をみつけることができないのだが、ネット上では、中国に「馬…

ワニかサメか

いつも興味深く拝見しているブログ。 ⇒因幡の白兎 ワニ派vsサメ派の論争とか。 現在位置を確認します。/ウェブリブログ 日本に鰐はいない。「わに」という言葉自体は大陸伝来なのか存在するようだが、馴染みのある動物ではなかった。たぶん、「鰐」という言…

大人のための「ごん狐」論

小学生が深読みする必要なないかもしれない。しかし我々は大人なんだから大人には大人の読み方があろう。 ここで必要なのは科学的な視点である。すなわち「ごんは狐だ」ということだ。狐がいたずらを反省したり、人の境遇を憐れんだり、人に感謝されたいと願…

「ごん狐」の解釈(その2)

その1 ごんは何をしたのか? 兵十にいたずらをした。兵十の取った魚が逃げた。結果として魚の命を救った。 ただし、うなぎは首にまきついたので頭をかみくだいて外した。つまり殺した。 その2 兵十の母親の死 ごんのいたずらが原因で死んだという描写はない…

「ごん狐」の解釈

⇒「ごん狐」は死を覚悟して村人の家に行った 今、明かされる児童文学史上の大きな謎:JBpress(日本ビジネスプレス) 普段読まれている「ごん狐」では、撃たれたごんは、兵十に「お前だったのか」と言われて、目をつぶったまま、うなずくだけです。しかし、元…

一つ目の巨人

ただ「片目」と「雨」とを繋ぐ宗教的・呪術的ロジックが見えてこないのだ。 ⇒「片目」から雨へ? - Living, Loving, Thinking なぜ片目と雨が関係するのかはわからない。しかしながら北欧神話の片目の神であるオーディンも天候神であり、片目と天候に関係が…

平景清と雨乞い

⇒雨乞いの痕跡 - Living, Loving, Thinking 経由 ⇒落書きと思っていたら、江戸時代の雨乞い記録 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 国の天然記念物に指定されている山口県美祢市の鍾乳洞「景清洞(かげきよどう)」に、江戸時代の雨乞いとみられる記…

因幡の白兎の目の色は

⇒ウサギの日本史 古典からひもといてみた :日本経済新聞 古事記に記載されている大国主命と因幡の白兎(うさぎ)の話は文字に記載された日本最古の動物医療にあたるが、これは日本在来種のノウサギの話である。 ノウサギの夏毛は茶系野生色で、寒冷地では冬…

{疑問}作者の気持ち

⇒歴史家が作者の気持ちを考えるとこうなる というのが人気記事になっている。日付を見ると去年の11月20日で何で今になって注目されているのかはわからない。 「文系は永遠に作者の気持ちでも考えてろ」という煽りがあるので。文学系と歴史系ではこれほどまで…

フランス風刺画問題(その4)

「すばらしい。福島のおかげで相撲がオリンピック競技になった」 というのがどうにも理解不能だ。ふと思ったのだが「福島のおかげ」というのは「福島原発事故の被害によって日本に世界の同情が集まり、日本の相撲がオリンピック競技に選ばれた」という意味な…

フランス風刺画問題(その3)

この風刺画の問題点は力士の足や手が三本あったりするところではなくて 「すばらしい。福島のおかげで相撲がオリンピック競技になった」 の部分だろう。 まず、力士の足や手が三本あることと、相撲がオリンピック競技になったこととが結びつかない。普通に考…

フランス風刺画問題(その2)

⇒被曝者を「3本腕の怪物」と見ている人について - OAF この記事に人気が集まって賛否両論なんだけれど、上で書いたことを踏まえると賛否どっちもずれているように俺には思われる。これはおそらく福島原発事故に対して日本人の多くが持っている問題意識と…

フランス風刺画問題

そもそもあの諷刺画はどういう意味なのかということを考えてみる必要がある。 レポーターの吹きだしは 「すばらしい。福島のおかげで相撲がオリンピック競技になった」 と書いてあるそうだ。ということは2020年東京オリンピックに相撲はないので、それより後…

策略を用いる神

引き続き『妄想かもしれない日本の歴史』(井上章一 角川選書)より。熱田の神が楊貴妃の役に選ばれたのは楊貴妃伝説とヤマトタケル伝説が似ているからだという井上氏の主張はまず成り立たないことは既に書いた。 それに関連して井上氏は それにしても、女装で…

熱田神宮の楊貴妃伝説

『妄想かもしれない日本の歴史』(井上章一 角川選書)に熱田神宮の楊貴妃伝説が紹介されているのだが、井上氏はヤマトタケルが女装して熊襲を殺害した伝説により、草薙剣をまつる熱田神宮が選ばれたのだろうと書いている。 だが、熱田は「蓬莱島」と呼ばれて…

辺見庸さん「現在は戦時」

⇒或いは最強のサバルタン、など - Living, Loving, Thinking 経由 ⇒【時流自流】作家・辺見庸さん「現在は戦時」:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社 現在は平時か。僕は戦時だと思っています だそうだ。 ところで、下の方に 橋下徹大…

ネット右翼とネトウヨ

⇒「ネトウヨは低学歴でニート」は大嘘 その正体は30〜40代の中流層だ 『ネット右翼の逆襲』著者・古谷経衡さんに聞く (1/4) : J-CASTニュース一般には「ネット右翼」の略称とされているらしい。 ネット右翼(ネットうよく)とは、インターネットの電子掲示板…

「赤ずきん」と「我が子を食らうサトゥルヌス」

ウィキペディアによると 赤ずきんとおばあさんが狼のお腹から生きたまま救出されるというエピソードを追加したのは彼ら兄弟である ⇒赤ずきん - Wikipedia ということだそうだ。食べられておしまいじゃあんまりなので付け加えたということだろうか。 考えて見…